それ ゆえに。 それゆえに465

JLPT文法解説:ゆえ(に) N1

それ ゆえに

前の出来事をうけて、次に話を運ぶ接続詞です。 他の単語:Hence, and then I caught the flu and had a high fever. Therefore, I had to take time off from work. インフルエンザを引いて高い熱がありました。 それゆえに会社から休みました。 I had to pay for new tires on my car. Hence, I have no money today. 車のため、新しいタイヤを買った。 それゆえに今日お金がない。 I went on a low carbohydrate diet and then lost more than 40 lbs. 炭水化物を減らすダイエットをしました。 それゆえに18キロ以上痩せました。 「And so」と「and for that reason」も言えます。 「Therefore」、「hence」と「thus」よりもっとカジュアルです。 「And so」は小説でよく見えます。 一番日常会話的な言い方は「that's why」もしくは「so」ということです。 Sales began to decrease after the holidays. Therefore, we can conclude our product doesn't sell as well during the first quarter of the year. 祝日の後、売上は減少し始めてしまった。 それゆえに、当社の製品は年度の第1四半期にはうまく販売されないというわけではないか。

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【それゆえ】の例文集・使い方辞典

それ ゆえに

それゆえ初めから余の同意しない事を、余のなすべき事としてしまった。 これは余がなすことを望まない事であって、サー・デビーと一緒に旅行している以上はなさないわけには行かないことなのだ。 … 愛知敬一『ファラデーの伝』 より引用• どういう力であったかというに、すなわち植物学を青年の頭のなかへ注ぎ込んで、植物学という学問の Interest《インタレスト》 を起す力を持った人でありました。 それゆえに植物学の先生としては非常に価値のあった人でありました。 ゆえに学問さえすれば、われわれが先生になれるという考えをわれわれは持つべきでない。 … 内村鑑三『後世への最大遺物』 より引用• 作戦・用兵の実行には天皇の裁可が必要だった。 それゆえ天皇もまた戦争となってからは共に戦ったというほかはない。 … 半藤一利『指揮官と参謀 コンビの研究』 より引用• ところが視界には全然火は見えなかったし、遠い火事を知らせるような煙も全然なかったのである。 それゆえこの現象は自然の原因によるものと見ることはできなかった。 間もなくこの草の焼ける匂いは非常に強くなり、パガネルとタルカーヴを除いた旅行者たちは不思議に思いはじめた。 … ヴェルヌ/大久保和郎訳『グラント船長の子供たち(上) 地の果ての燈台』 より引用• それに、いまでは、ブルジョアイデオロギーの悪徳が、かつての世の思潮に甘やかされて育った所謂「ブルジョア・シッペル」たちの間にだけ残っているので、かえって滅亡のブルジョアたちは、その廃頽の意識を捨てて、少しずつ置き直っているのではないか。 それゆえに現代は、いっそう複雑に微妙な風貌をしているのではないか。 弱いから、貧しいから、といって必ずしも神はこれを愛さない。 … 太宰治『花燭』 より引用• 山菜の群生地を知られたくないばっかりに、いちのは一人で山にはいった。 それゆえ足を滑らせ崖下に落ちても、助けを求めることもできなかった。 … 明野照葉『輪(RINKAI)廻』 より引用• そしてそれらの点までもなんらの批評なしに一般多数に承認され賛美される事があると仮定した時に、それにことごとく満足して少しもくすぐったさを感じないほどに冷静を欠いた人とはどうしても私には思われない。 それゆえに私は彼の言葉から一種の風刺的な意味のニュアンスを感じる。 私にはそれが自負の言葉だとはどうしても思われなくて、かえってくすぐったさに悩む余りの愚痴のようにも聞きなされる。 … 寺田寅彦『相対性原理側面観』 より引用• これは必要な警戒措置だった。 囚人が攻撃することは容易であり、それゆえあり得ることだったからだ。 二人の忠実な不寝番はそれゆえ勤務について、夜が彼らの顔に叩きつける驟雨を甘んじて浴びていた。 … ヴェルヌ/大久保和郎訳『グラント船長の子供たち(中) 地の果ての燈台』 より引用• それゆえ盛は元のところへくる気はなかったが、元に会いたがってはいた。 元は盛の魅力と諧謔にとんだ手紙の誘いにうながされて、盛のところで夏休みを過ごすことになった。 … パール・バック/大久保康雄訳『大地(3部)』 より引用• それゆえ私は論を移して、消費者責任論より生産者責任論に進むのである。 私は今具体的に商品や商売の名を指摘して、多少にても他人の営業の邪魔をする危険を避けるつもりであるが、ただ一つ、今年の夏四国に遊んだおり、友人から聞いた次の話だけ、わずかにここに挿入することを許されたいものだと思う。 … 河上肇『貧乏物語』 より引用• ついでながらこのころ神田明神は芝崎村といッた村にあッてその村は今の駿河台の東の降口の辺であッた。 それゆえ二人の武士が九段から眺めてもすぐにその社の頭が見えた。 もしこの時その位置がただいまのようであッたなら決して見えるわけはない。 … 山田美妙『武蔵野』 より引用• すなわち人間が千載青史に列するを得んというのは、まことにこれは肉欲的、不信者的、heathen《ヒーゼン》 的の考えである、クリスチャンなどは功名を欲することはなすべからざることである、われわれは後世に名を伝えるとかいうことは、根コソギ取ってしまわなければならぬ、というような考えが出てきました。 それゆえに私の生涯は実に前の生涯より清い生涯になったかも知れませぬ。 けれども前のよりはつまらない生涯になった。 … 内村鑑三『後世への最大遺物』 より引用• そもそも町家の相続をめぐる一件がここまでの異常な騒動に発展したのは、訴訟人相手方双方が武家を巻き込み、武家が為政者の自覚を持たずして公事に介入したことにある。 それゆえに今後はこうしたことがけっして起こらぬようにしておきたい。 それが見せしめとなって死んだ者たちの供養となるのではないか。 … 松井今朝子『辰巳屋疑獄』 より引用• 確かに彼女は、NEED会長、佐久間正一の娘だった。 それゆえ、この若さで、開発部の部長のポストを用意されたわけである。 だが彼女元は、この仕事を上手くこなす意欲も能力もあると自負していた。 … 岩本隆雄『イーシャの舟』 より引用• 古い慣習によると、他人の命を奪った者は自分の命も断つことが求められる。 それゆえ、警官の手に落ちるようなことは、自分の名を汚すことになる。 彼はあらかじめ準備を調える。 … 林田清明『死生に関するいくつかの断想 』 より引用• おそらく、何人かの優れた司祭の命が代償となるだろう。 それゆえ、ロードス島には祭器は現存しないと考えられてきたのである。 しかし、太守の秘宝のうちのふたつは、実は祭器であったのだ。 … 水野良『ロードス島戦記 5 王たちの聖戦』 より引用• それはだれでも知っています。 それゆえに私たちは、彼らにひきつけられて、そうして彼らを愛します。 しかし多くの人々は、彼らの何故にわれらのよろこびであるのかをふかく思ってみるのでしょうか。 … 羽仁もと子『おさなご』 より引用• 馬込村だけで、もう何人もの女たちが浪人どもの手ごめにあっている。 この娘も、それゆえ、まだ日も高い時刻なのに道を急いでいたのであろう。 浪人の当身を受け、娘は、ぐったりと横たわっている。 … 池波正太郎『剣客商売 12 十番斬り』 より引用• ところが犯人は信次郎でないと分かり、再び手拭いが別の意味での証拠物件となったので、犯人はまんまとそれを盗んでゆきました。 それゆえ犯人はまたもや安心して、どこへも高飛びはしないと思います。 犯人が高飛びしなければ、捕まるに決まっております。 … 小酒井不木『白痴の知恵』 より引用• 離れの建物に邪魔され、窓から見える景色はいいものではない。 しかし、それゆえに警察がその部屋に集まっているのではないかと推測する。 犯人がどこかから屋敷を監視しているかもしれないと考慮したのだろう。 … 乙一『失踪HOLIDAY』 より引用•

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それゆえにって英語でなんて言うの?

それ ゆえに

「ゆえ」と聞いて真っ先に思い浮かべる漢字は「故」でしょう。 「故」という漢字は「コ/ゆえ」という音訓が常用の読み方となっていますが、漢字辞典で見ていくと他にも「こと、ことさらに、ふるい、もと、もとより、ゆえ(に)、わざ(と)」というように、さまざまな読み方が挙げられています。 読み方の違いで意味もさまざまに変化し、いろいろな熟語を形作っています。 例えば ・古い、昔のという意味(「故事」) ・元々という意味(「故郷」、「縁故」) ・特別なできごとや災いを表す場合(「事故」、「故障」) ・わざと、ことさらにという意味(「故意」) ・この世にいないことを表す場合(「故人」、「物故」) ・わけ(「何故」) このように、よく目にする熟語だけでもさまざまな意味があることから、「ゆえ」という語が使い方によって変化することは見て取ることができます。 「以」と書く場合も 「ゆえ」という語は、品詞で言えば名詞です。 ところが、体言や活用語の連体形などに続く形式名詞として、接続助詞的に用いられる場合も多く見受けられます。 (例 未熟者ゆえお許しください) また、こうした使われ方の場合は「ゆえに」という形で用いられることが多く見受けられます。 「ゆえに」となった場合の品詞は接続詞です。 接続詞「ゆえに」の意味合いは二とおりに分かれ、一つめは原因や理由を順接的に示す「~のため、~だから」という意味、二つめは前のことがらに対して逆説的な原因や理由を表す「~なのに、~であるが」という意味です。 この「ゆえに」という言葉は普段の会話の中ではあまり使われず、自分の考えを一方的に述べる演説や文章の中で用いられることが多くなっています。 一方「ゆえ」という語に関連した「それゆえ」という言葉もあります。 漢字で書くと「其故」となり、「それゆえ」の品詞は接続詞です。 「ゆえ」の場合と同様「それゆえに」という形で使われる場合も多く、「だから」「そのため」というように、主に前のことがらや事実が原因でその後の状況や結論が導き出される時に使われます。 (例 これは単純な問題だとも言える。 それゆえに奥が深い。 ) 「ゆえ」との違いを見てみると、「ゆえ」は前述のように前のことがらを理由とする順接的な意味と、前のことがらに対して全く反対となる逆説的な意味との両方を表すのに対し、「それゆえ」の場合は順接的な意味を表すことが多く、逆説的な意味で使われることはほとんどありません。 そうした違いはあるものの、「それゆえ」も「ゆえ」と同様にやや文語的に感じられる表現だと言えます。 こうして見てくると「ゆえ」という語は、漢字本来の意味の多様性からさまざまな意味や表現方法が見られる語であることがわかります。 しかし、どちらかと言えば文語的なイメージが強く、実際辞書に挙げられている文例のほとんどが『徒然草』や『源氏物語』、『宇治拾遺物語』といった古典の文中から抜粋された物です。 「ゆえ」という語にちなんだ「ゆえに」や類似表現の「よって」という語も、やはりどちらかと言えば文語的なイメージが強い言葉と言えますが、実際には数学の証明問題や論文、記事といった論拠を示す文章の中では今でも普通に使われている言葉でもあります。 「ゆえ」のように文語的なイメージの強い語は、使い方が難しいという考え方もありますが、このように語源やいろいろな類語を見ていくとさまざまな表現方法があり、とても奥深いものだと言えます。 「ゆえ」という語を使うことによって、雅やかで上品な言葉遣いと捉えられる場合もあるでしょう。 場の状況に応じてさまざまに言い換えることができるように、語彙の引き出しをどんどん増やして一目置かれる社会人を目指しましょう。

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