オーボエ 奏者。 日本のオーボエ奏者一覧

三度目の正直で掴んだ日本音楽コンクール優勝。オーボエ奏者・山本楓が抱く静かな情熱をかい間見る

オーボエ 奏者

栃木県出身。 東京藝術大学を卒業後、同大学大学院音楽研究科、及び英国王立音楽院にて修士課程を修了。 2013年第18回コンセール・マロニエ21木管部門第2位。 2017年第34回日本管打楽器コンクール入選。 2019年第88回日本音楽コンクール第1位、あわせて瀬木賞受賞。 これまでにオーボエを斎藤享久、田渕哲也、河野剛、青山聖樹、和久井仁、小畑善昭、C. ニックリンの各氏に師事。 コールアングレをS. ボーリング氏に、オーボエを三宮正満氏とK. スプレッケルセン氏に師事。 現在は、都内のオーケストラを中心に客演を務める他、アンサンブルやソロでも積極的に演奏活動を行なっている。 ぱんだウインドオーケストラ、MCFオーケストラとちぎ メンバー。 日本音楽コンクール、三度目の挑戦 — 改めまして、日本音楽コンクール優勝おめでとうございます。 まずは先日終えたばかりのガラコンサートのことを聞かせてください。 「ガラコンサートでは・グーセンス(1893 — 1962)のオーボエ協奏曲を演奏しました。 グーセンスは弟のレオン・グーセンス(1897 — 1988)が本当にすばらしいオーボエ奏者で、彼の演奏は今聴いても『この時代にこんな工夫とアイデアをもって演奏をした人がいるのか……!』と思わせられることがたくさんあります。 このオーボエ協奏曲はそんな弟のために作曲家のお兄さんが書いたもので、編成も大きいからなかなか演奏機会に恵まれないけれど、ずっとやってみたいと思っていたんです。 ガラコンサートに出演させていただけることになって『せっかくの機会だから!』とダメ元で希望してみたら演奏できることになって、わたしも初めて取り組みました。 共演した指揮の太田弦さんも、のみなさんにとっても初めてだったそうで、実際にオーケストラの皆さんが使っていたレンタル譜に書き込みがなく真っ白だったのを見て、本当にこれまで演奏されてなかったんだな、と実感させられました。 リハーサル時間も限られていた中、新しい曲を用意していただいたのは恐縮で、わたしの地元、栃木県高根沢町の名物・きんとんまんじゅうを差し入れでお持ちしました(笑)」 — きんとんまんじゅう、ちょっと和みます。 そんなガラコンサートに至るまで、三度の予選と本選の舞台を経験されたわけですが、どのような心持ちで挑まれたのですか。 「日本音楽コンクールのオーボエ部門は3年に1度の開催で、国内のオーボエ奏者はこの機会を待ってみんな受けます。 年齢制限を考えると自分は今回が最後から二番目のチャンスで、三度目の挑戦。 前回は三次で敗退したので『そろそろ結果残せてもいいんじゃないか』と自分にプレッシャーをかけながら挑みました。 でもふたを開けたら課題曲が結構斬新で、まず一次予選にアーノルド(Malcolm Arnold・1921 — 2006)という作曲家の、誰も吹いたことがないような小品が出て驚きました。 オーソドックスなレパートリーなら経験値が高い人ほど有利ですが、今回はほとんどの人にとって初めての曲なので、もう大学を卒業している大人たちはほかの演奏の仕事をしながら曲をゼロから作り上げることになり、生活の大部分を自分の勉強に使える若い学生さんたちが脅威でした。 落ちるなら一次かもしれないとも覚悟して、発表を見るまでかなりどきどきしました。 二次予選の曲は、誰にとってもハードだったと思います。 自分は3曲とも過去に取り組んだことがあったから越えられましたが、この課題曲がレパートリーになかったらかなり大変だったと思います。 三次予選は前回悔しい思いをしたときと同じ、モーツァルトの協奏曲でした。 そのときはリードがうまくいかなくて、演奏も自分で納得できるものではなく、本当に悔しくて終わったあとすごく泣いたので(笑)、今度こそ納得できる演奏をしたいという気持ちがありました。 結果が書かれた紙が張り出された瞬間、遠目に数字が3つ見えたのですが、目が悪いから何番か見えていなくて『いつもなら4人は本選に残るのに今回は少ないなあ……』と思いながら恐る恐る近づいたら、自分の番号を見つけました」 — 予選で思いがけないことが続きますね。 でも本選も課題が予想外だったとか…? 「本選は今回完全に自由曲のリサイタル形式で、プログラムを全て自分で決められるのは、わたしが知る限り初めてでした。 プログラムを組むにあたって、まずはどう終わりたいかを考えて、デュボア(Pierre-Max Dubois・1930 — 1995)の曲を選びました。 そして自由曲といっても時代をまたいだラインナップにすることは規約に定められていたので、そこからバロックを入れて、ロマン派を入れて、と構成していきました。 コンクールに挑戦するのって精神的にかなり病むことだから(笑)、せめて楽しい曲を演奏することで自分もお客さんも『ふふ』っと終われるようにしたいなぁと思って、イギリス留学中に学内のコンクールの課題曲として出会ったデュボアの『ヴァリエーション』がよいだろうと思ったんです。 ただ耳触りのわりに最後のほうなんて運指なんかもすごく難しいんですけどね……! ロマン派も2019年に出場したスイスのコンクールの課題曲だったワルナー(Leopold Wallner・1847-1913)を入れて。 誰も知らないような曲だったけど、そうして海外で仕入れてきた曲を入れていくことで、聴く人に新しい曲をご紹介できたらおもしろいなと思いました。 本選の翌日に出た新聞の講評では選曲についてもお褒めの言葉をいただいたので、結果的にこのプログラムはよかったのかなあと思います」 本選終了後に、ピアノ伴奏の宇根美沙惠さんと。 — 1位の所感はいかがでしたか。 「反響の大きさには驚きました。 結果はよくも悪くもわかりやすいものだから、自分が物事に取り組んでいる姿勢は受賞前と後で変わらないけど、周りの人の反応によって本当に一位を取ったんだなと実感させられた部分はあります。 家族が喜んでくれたのは何よりだったし、演奏は聴いていなくても新聞記事を読んだ地元の友達が連絡をくれたり、これまでお世話になった先生方や、奨学生としてご支援いただいた財団の方によい報告できたのは嬉しかったです」 縁とタイミングが生んだ英国留学 — 先ほどの「海外で仕入れてきた曲」というフレーズが印象的ですが、事実お国ごとに音楽のカラーはありますよね。 楓さんはどうしてイギリスを留学先に選んだのでしょう。 「修士1年目の終わりに、学校の交換留学制度を使って一度、英国王立音楽院(ロイヤル・アカデミー)に1カ月の短期留学をしたんです。 それがとてもよい経験だったから、ぜひこの学校で学んでみたいなと興味をもちました。 特にオーボエのニックリン先生が『機会があったらぜひおいで』と言ってくださったのは、自分にとって大きかったです。 一度ドイツ留学を試みて、いろいろなことを検討したけれど、先生と巡り合うことや、指導枠の空き状況により合否が左右されるなど、状況がうまく整わなくて諦めた経験があったので、留学の実現には縁とタイミングが大事だと痛感していました。 だからせっかく先生にそう言ってもらえるなら、その機会を生かしたいと思ったんです」 — 縁とタイミング……人生の中で決断を迫られるたびにしそうなフレーズです。 在学したロイヤル・アカデミーの雰囲気はいかがでしたか? 「印象に残っているのは、マスタークラスやちょっとした発表の場で、学生同士がお互いの演奏に対して忌憚(きたん)なくオープンに意見を言い合う雰囲気です。 アカデミーではパフォーマンスクラスと呼ばれる、普段習っている先生とは別の先生のレッスンを受けながら、複数人でお互いの演奏を聞き合う活動があります。 そこでは先生からほかの学生の演奏に対して思ったことを尋ねられることも少なくありません。 それって自分の母国語である日本語でも難しいことだと思うのですけれど、王立音楽院の活動の中で、学部生も院生もよい意味で遠慮なく、お互いに率直な意見を伝えるシーンを目の当たりにして、とても勉強になりました」 王立音楽院でオーボエ四重奏に取り組んだときの1枚。 筆者もヴァイオリンで共演しました。 — ロンドンは楓さんから見てどんな街でしょう。 「そうですね、ロンドンは学生に優しい街で、学生特権でさまざまなコンサートのチケットをお手頃な価格で購入できたり、美術館や博物館の常設展が全て無料で見らたりするので、お金をかけずともいろいろなアートに触れることができます。 近視のせいもあるかもしれないけれど(笑)、手元で見られるものが好きで、よく銀食器のコーナーの本当に繊細な装飾がほどこされたスプーンをじーーっと見つめていました。 近現代アートに特化しているテート・モダン(Tate Modern)も好きですね」 オーボエとピアノで悩んだはずがフルート担当に!? 音楽を始めたきっかけ — 2018年に留学を終えて、休学していた東京藝大に復学されたわけですが、そもそもどういった経緯でオーボエに出会って、藝大に進学されたのでしょう。 音楽を始めたきっかけを教えてください。 「もともと幼い頃はピアノをやっていました。 オーボエと出会ったのは、宇都宮のジュニアオーケストラの演奏会です。 兄がジュニオケでティンパニを叩いていたので聴きに行ったときに、そこでオーボエってすてきだなと憧れました。 その頃オーボエ奏者のさんのCDもヒットしていて、図書館で借りてきて『オーボエの音色いいなぁ』と思いながら聴いたことを覚えています。 そうしてオーボエに興味をもっていたので、中学校に進学するときに吹奏楽部に入ろうかなと思いました。 でも小学生の頃はコンクールに出るくらいピアノをがんばっていたから、ピアノをとるか吹奏楽部に入るか悩んで、決めきれずに大泣きして……」 — そのときの、ご家族のリアクションは……? 「自分で決めなさいと(笑)。 よくよく自分のことを考えて、もしピアノをがんばるとしたら、子供の頃に骨折をしたことがある左手が練習の負荷に耐えられるだろうかとも思ったし、ピアノを弾くことはほとんどひとりで取り組むものだけれど、誰かと一緒に演奏するのは楽しそうと思って、吹奏楽部を選びました。 ところがそのとき学校の備品にオーボエがなくて、入部してすぐは学校で借りられたフルートを担当することになりました。 でもフルートを吹きながらずっとオーボエを横目に『いいなあ』という思いがあったので、2年生になる頃、両親にお願いして楽器を買ってもらってオーボエを始めました。 と言ってもフルートを吹くのも楽しかったから、今でもたまに吹かないこともないです(笑) 結局吹奏楽部に入っていたのは中学時代だけですが、兄のいたジュニオケにも入って、そちらは高校2年生くらいまで参加していました。 オケの曲はもともと聴くのが好きだったから、自分で演奏できるのは楽しいなあと思っていました」 — 高校は普通科で学ばれたんですよね。 音楽と学業はどのように両立させていましたか? 「今考えると、高校時代はよくがんばったなと思いますね。 高校に入った頃、音楽をより深く学びたいなと思って、それなら国立である東京藝大に行きたいと目標を設定したけれど、学校は進学校だったので周りは勉強モード。 その雰囲気を崩したくなくて、周りに取り残されないように最低限の予習復習はしようと思って、お昼ご飯食べながら勉強したり、なるべくバスや電車の時間を使って勉強を済ませたりして、帰宅したら楽器の練習に時間を使えるようにしていました。 どこか頑固なところがあるというか、やるって決めたらやる、という性格が手伝ってやり遂げましたけれど、10代だったからできたとも思います。 今もう一度、と言われたらちょっとしんどいかな……(笑)」 — シビアな受験勉強を経て大学に進学したとなると、少し開放感もあったのでしょうか。 「高校時代がそんなふうにかなりストイックだったので、大学では音楽だけに全ての時間を使えるということが、これってもしかしてすごく幸せなのでは? と思いました。 ですが、いざ入学してみると、周りには天才と呼ばれているような人もいれば、音楽高校出身の人は知識が多いし、そもそも東京にいるってことにどきどきしちゃって(笑)、もう常に緊張で呼吸が浅いというか……! 周りに追いつこうと必死に過ごしていた気がいます。 学部の初めの頃は栃木から通っていたけれど、次第に『リードを作る時間がない!』と思って途中から学校の近くに下宿していました。 よっぽど新幹線に乗っている間に作れたらいいのに! と思った日もありましたけれど、リードを削るのに刃物を使うので、それは無理だな、と」 — リードの準備はオーボエ奏者にとって死活問題ですが、確かに新幹線で刃物は扱えないですね(汗)。 楓さんにとって大学時代のハイライトは何ですか? 「学部1年の必修科目に管打合奏というアンサンブルの授業があって、でも2年生になると上級生とのオーケストラや吹奏楽が始まって学年単位での合奏の機会はありません。 だから管打合奏の最後の授業のあとで『同級生での合奏を続けたいよね』という声が上がって、それが卒業後の今も続いて『ぱんだウインドオーケストラ』として活動しています。 今はそれぞれのフィールドで頑張っているみんなが、ひとたび集まると学生時代に戻ったみたいに打ち解けられるし、同級生という安心感があるから、音楽のやりとりもいろいろなことに挑戦できるのが楽しくて。 演奏は毎度、それぞれがやりたいことやって爆発、という感じです。 4・5人での室内楽のグループだって継続することはなかなかできないのに、この人数で活動してるいのって本当に奇跡みたいなことです。 いろいろな意見をひとつにまとめて団体の運営をするのは簡単ではないけれど、できる限り続いていったらいいなと思います」 オーボエのすてきな曲を届けたい 王立音楽院の卒業式 — 大学院では何をテーマに論文を書かれたのですか? 「最初にお話しした、レオン・グーセンスのために書かれた室内楽作品を集めて比較したりしました。 グーセンスは時代のスターだったので、エルガー、ブリテン、ヴォーン=ウィリアムズなど、イギリスの名だたる作曲家が彼のために曲を書いています。 それらの作品は今日ではオーボエの定番のレパートリーとして残っているものもあれば、知る人ぞ知る名曲もあって、作品を探していく作業は非常におもしろかったです」 — イギリスに留学されていたからこそ、ぜひそういった作品を広めていってほしいです。 啓蒙という点で言えば、後進の指導などは取り組んでいますか? 「地元の強豪校、作新学院の吹奏楽部の指導に携わっています。 特に定期演奏会を聴きに行ったときには、ずっと練習の過程を見ていた子たちが舞台に出て演奏している姿を見て泣けてきちゃって(笑)。 若い子のまっすぐな努力っていいですよね。 ひたむきな姿勢でがんばる生徒さんは本当にかわいくて、指導に一生懸命応えてくれるので、すごくやりがいがあります」 — 定期演奏会で泣けたとは……。 きっと生徒さんも先生のその愛に応えてくれたんですね。 ソロでの演奏、アンサンブルに指導と、様々な活動に取り組まれていますが、最後に、今後挑戦してみたいことを伺いたいです。 「リサイタルは近々やってみたいですね。 留学の成果をご報告できるような機会をまだ持つことができていないので、それはどこかのタイミングでぜひ実現したいなと思います。 また論文で集めた楽曲は本当にすばらしい作品がたくさんあるので、こういった曲を実際にみなさんにお聴かせできるチャンスがあるといいなあとも思います。 詳細は公式情報(外部サイト)をご参照ください。 語り口は淡々としていながらひとつひとつのエピソードがエモーショナルで、ピアノと吹奏楽の選択をするときに号泣したり、強い意志で音楽と勉強を両立生活を駆け抜けたり、指導校の演奏会で涙したりと、インタビューを通して楓さんの情熱を感じました。 その反面、近視だからと言って美術館で銀食器をずっと眺めていたことや、コンクールの結果発表がよく見えないといったお話は、マイペースで飾らない人柄を象徴するようです。 静かに熱い意志をもって、物事にじっくり取り組むさまは、まさにオーボエ奏者がリードを作る姿に重なります。 急いでも、数を打ってもだめ。 丁寧に黙々と向き合ってやっとできたリードを伴って、さらに技術や音楽性を磨いた先にあるのが、オーボエの音色なのです。 ご本人は「だからオーボエ吹きってちょっと変態かもしれない」とユニークに表現されていましたが、ほかの人にはまねできない職人技を貫くオーボエ奏者に、筆者は感嘆が止まりません。

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広田 智之(オーボエ)

オーボエ 奏者

バロック・オーボエ かつてはだけだったに初めて入ったであるが、のオーボエは、まだキーが2個から3個で、音域はから2上のまでの約2であった。 当初は国ごと、地方ごとに独特のキーシステムが用いられていたが、現代のオーボエではと呼ばれるものが一般的である。 オクターヴキーの機構によってセミオートマチックとフルオートマチックがあり、セミオートマチックは第1オクターヴキーと第2オクターヴキーの切り替えの時点で第1オクターヴキーが自動的に閉じる機構になっている。 フルオートマチックはこれに加えて第2オクターヴキーが自動的に開き、奏者による操作を必要としない。 キーにはオープン式とカバー式とがあり、現在はカバー式(カバードキー)が多い。 オーボエの場合カバードキーといってもキーの中央に穴が開いている。 ではリングキーと呼ばれる部類に入るが、オーボエではこれをカバードキーと呼んでいる。 オープン式の場合は、現代ののようにリングのみのキーを用いている。 ウィーン式 主にやで用いられていたジャーマン式(ドイツ式)は、いまなおで使われており、 ウィーン式(ウィンナ・オーボエ、現在は日本のその他が製作)と呼ばれるようになっている。 ドイツ、ウィーン以外のオーストリア、東欧などでも20世紀初頭からが主流となっているが、それには1890年代にドイツからに留学し、のオーケストラで永く活動した , 1873-1947)に負う所が多い。 フレミングと姻戚関係にあったが、この動きを強く奨励した。 ただし、軍楽隊やアマチュアのために、1930年代頃まで古いドイツ型やフランスとの折衷型もカタログに載っていた。 楽器は、上管・下管・ベルといった部分から成り、上管の最上部にはリードの差し込み口がある。 オーボエ属のや、同じくダブルリード楽器であるのようにを介してリードと楽器を接続する形態ではなく、楽器に直接リードを差し込むのが特徴的である。 管体は、クラリネットなどと同様にが用いられることが多く、その他にはや材などのものも知られている。 樹脂製の楽器も存在し、木製の楽器の一部に樹脂素材を用いているものもある。 オーボエのリード 発音体であるは消耗品である。 リードは楽器店で購入するか、奏者自ら製作する。 リードの設計によって全音域での音程バランス、第1、第2オクターヴの音程バランス、ピッチ、高音の発音の容易さ、音色の変化の幅、アーティキュレーションの容易さ、その変化の幅、への負担などに大きな影響があるため、リードにも国柄、使用している楽器のメーカー、またそのモデルによるスタイルの違いが見られる。 アメリカではロングスクレープと呼ばれるリードの5分の4から3分の2程度が削られているものが主流である。 ヨーロッパではショートスクレープというリード半分以下の部分が削られているものが主流であるが、イギリスにはやや異なった形でのロング・スクレープの伝統があり、独特な楽器で知られるウィーンのスクレープも長めである。 音域 [ ] 音域は中央のすぐ下のから3オクターヴ弱上のイまで約3オクターヴであるが、中には最高音が変ロとされているオーボエもある。 奏法を工夫すれば、奏者の実力次第でそれより上のロ、ハ、変ニ、ニまで出すこともできるが、演奏は極めて困難である。 また音の組み合わせに制限はあるが、、二重音、三重音、多重音の発音が可能である。 、、弱音奏法(これもハーモニクスと呼ばれる)、法による切れ目ない演奏、音色を変化させるフィンガリングなど、現代奏法にも広く適応する。 1つの音程について音色の異なる20種類程のフィンガリング(timbre fingering)が存在することもあり、著名な現代曲ではいくつかの音についてこのフィンガリングが使われている。 同属楽器 [ ] オーボエ属の楽器としては、• (イングリッシュホルン)• (バスオーボエ)• ヘッケルフォーン などがある。 ファゴット属のやもダブルリード式の楽器であり、同じ発音原理を持つ。 オーボエ用のリードとファゴット用のリードでは大きさが違うだけで、音響学的にみて非常に近い楽器である。 オーケストラで使われることはめったにないが、やも複簧管楽器(ダブルリード式の楽器)である。 オーボエが活躍する楽曲 [ ] オーボエ協奏曲 「」を参照 管弦楽曲、オペラ、バレエなど• :第1番、他多数の教会カンタータ及び受難曲、ト短調ミサ・ブレヴィスなど• :「」序曲• 「英雄」(第2楽章 葬送行進曲主題、第4楽章 終結部)、「運命」(第1楽章再現部のソロ)• 劇音楽「」序曲、歌劇「」第1幕フロレスタンのアリアへの助奏(ベートーヴェンとしては例外的に最高音fまで使用)• : 第2楽章、 第2楽章• :歌劇「」(第1主題)、歌劇「」• :(第2楽章)• :(第2楽章)、(第3楽章)、(第2楽章冒頭)• :歌劇「」()• :交響曲第4番(第2楽章)、バレエ音楽「」• :交響曲第1番• :ノルウェー舞曲 室内楽曲• モーツァルト:、• :幻想四重奏曲 無伴奏の独奏曲• :VII• ブリテン:オヴィディウスによる六つの変容 鍵盤楽器伴奏の独奏曲• :3つのロマンス• :オーボエソナタ Op. 166 主なメーカー [ ] 日本• フランス• リグータ• ドイツ• 主な歴史的銘柄 [ ]• (Hotteterre) - フランス• デンナー(Denner) - ドイツ・• アイヒェントプフ(Eichentopf) - ドイツ・• ステンズビー(Stanesby) - イギリス 脚注 [ ] []• 安藤由典 『新版 楽器の音響学』 音楽之友社、1996年、• 下中直也(編)『音楽大事典』全6巻、平凡社、1981年 参考文献 [ ]• Peter Veale, The Techniques of Oboe Playing, Barenreiter 1994,• David A. Ledet, Oboe Reed Style, Indiana University Press 1981,• エヴリン・ロスウェル(夫人)、訳『オーボエのテクニック』、1965年5月10日、• Evelyn Rothwell, The Oboist's Companion Vol. 1-3, Oxford University Press 1977,• Bruce Haynes, The Eloquent oboe, Oxford University Press 2001,• Leon Goossens and Edwin Roxburgh, Oboe Yehudi Menuhin Music Guides , Oxford University Press 1977,• Marion Whittow, Oboe A Reed Blown in the Wind, Puffit Publications,• 『最新 吹奏楽講座1 木管楽器』(オーボー、イングリッシュ・ホーン)音楽之友社、1969年• 『うまくなろう オーボエ』 音楽之友社,• 成澤良一『オーボエが日本にやってきた! -幕末から現代へ、管楽器の現場から見える西洋音楽導入史-』 デザインエッグ社, 外部リンク [ ] ウィキメディア・コモンズには、 に関連するカテゴリがあります。

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オーボエ:荒 絵理子

オーボエ 奏者

ほらね、すごいカッコいいでしょ!! こんなにある!オーボエの魅力 オーボエは魅力たっぷりの楽器です。 そのため「オーボエは難しい」といったイメージが一人歩きし、興味はあるけどなかなか手を出せない…なんて初心者を生み出しまくっているんです。 ではなぜオーボエが世界一難しいと言われているのかというと…• 吹いているとクラクラする• 音程が取りづらい• 指使いが複雑• 二枚重ねのリードを使うので音が出しにくい というのが主な要因のようです。 ここまで読んで、オーボエはじめてみたかったけど、なんか難しそうだから諦めよう…と思った方もいるかもしれません。 でも、ちょっと待った!!! 実はこれらの「オーボエは難しい」といった評判の裏にはカラクリがあるんです。 オーボエは実はそこまで難しくない?!そのカラクリを暴く! 実は実際にオーボエを吹いている人によるとオーボエは難しいと過大評価されすぎなんだそうです。 先ほど挙げた「難しさ」のカラクリを説明しましょう。 それに比べて実はオーボエは肺活量がいらない楽器なんです。 ではなぜ苦しくなるのかというと、オーボエはあまりに息を入れる必要がないために、息が余って息継ぎを忘れてしまうから 笑 オーボエを吹いていて苦しくなるのはオーボエの正しい吹き方ができていない証拠なんですね。 本当は苦しいどころか、むしろオーボエは余った息を捨てるくらいなので、むしろ実は肺活量の少ない女性にぴったりな楽器なのです。 しかし、オーボエはちょっぴり特殊なチューニングの方法や吹き方があるので、それをマスターしてしまえばマシになります。 そもそもオーボエだけが調節なしで正しい音程で出せない!というわけではなく、オーボエ以外の全ての「吹く楽器」に関しても、耳で聴いて音程を調節することは必要なのです。 繊細な音程調節が必要なオーボエだからこそ、耳が鍛えられてより繊細な音程感覚を身に付けることができる、とプラスに捉えることもできるでしょう。 吹奏楽で使う音階はオーボエには難しく感じますが、オーケストラで使う音階は実はリコーダーとあんまり変わりません。 だから簡単にできる音階から練習していけばオーボエの指使いは全く複雑じゃないんですよ。 二枚重ねのリードを使うので音が出しにくい? オーボエは、サックスやクラリネットなどと同じ木管楽器です。 多くの木管楽器は、葦で作られたリードという板を振動させて音を出します。 サックスやクラリネットのリードは一枚ですが、オーボエはダブルリードといった2枚重なったリードを用います。 オーボエだけではなく、木管楽器の場合、音が出しにくいかどうかはリードの良し悪しにかかっています。 リードのポジションや、コンディションさえよければ、それだけでかなり音は出やすくなります。 実際私が、管楽器全くの初心者のときにでオーボエを試し吹きさせてもらったところ、すぐに音は出すことができました。 そもそもオーボエに限らず、どの楽器も音を出してから人前に出て演奏できるほど上達するのはそれなりに時間がかかるので、なにもオーボエだけが特別なわけではないと私は思います。 それにそもそもオーボエを世界一難しい木管楽器である!と認定した人は、オーボエをはじめ、管楽器に精通した人なのか謎なんですよね。 だからオーボエを始めたい!!という情熱があるのならギネスブックに認定されているからといって断念する必要はないと思います。 私の所属していた吹奏楽部では、全くの初心者の新入生の女の子がオーボエを担当することになりました。 オーボエは1つの部に1人いれば十分なので、だれも指導してくれる先輩はいない状態です。 部活の顧問の先生もオーボエ指導経験はありません。 彼女は指導者がいない中、 独学状態でオーボエを始めましたが、3ヶ月後には吹奏楽部の甲子園といわれる吹奏楽コンクールに出場し、立派にソロまで吹いていました。 これは私の学校だけではなく、中学、高校の多くの吹奏楽部ではオーボエは1人いれば十分なのでオーボエを担当する子は先輩の指導者がいない独学状態で始めますが、1年後にはみんな他の楽器の担当者と変わらない状態で上手になっていきますよ。 だから、必要以上に恐れることはないかなと思います。 オーボエに必要なものとコスト オーボエ本体(30万円〜) オーボエはとても繊細な楽器。 中古の楽器は使っていた人の癖がついていたり、高額になる調整が必要だったり、何か手放す理由があったから売られているので、楽器の選定が難しいです。 そのためオーボエ初心者は新品の楽器を選ぶべきです。 また、ネットで検索すると出てくる、値段が安い中国産の「格安オーボエ」。 一見安くて初心者向けにみえますが、格安オーボエは音が出なかったり、修理に対応できなかったりする「楽器の形をしたおもちゃ」です。 無駄な出費をしたくないなら格安オーボエは避けましょう。 新品オーボエの費用は最低でも30万円〜。 ちょっと高くみえますが、オーボエは部品の数が多く、制作も手間のかかる手作業で熟練の技が求められる楽器です。 なのでどうしてもコストがかかってしまうのですね。 オーボエ初心者にオススメのモデルは、 です。 初心者の最初のオーボエとして最も選ばれているオーボエです。 コストパフォーマンスも良く、他のメーカーに比べて、国産のヤマハは個体差が少ないことから初心者でも安心して購入できます。 また、オーボエ用のリードは自分で作ることもでき、熟練のオーボエ奏者は自作している人も多いです。 リードは自作すると大幅なコストカットになったり、自分の好みに合わせてつくれたりするので、慣れてきたら挑戦してみるのも良いかもしれません。 オーボエの練習場所は? オーボエはトランペットやサックスに比べると、だいぶ音が小さいので、 一軒家であれば自宅での練習も可能です。 また、 車の中でも練習できます。 カラオケボックスや、スタジオなどを借りて練習する人もいますが、 穴場なのは公民館。 地域によって値段は変わりますが、比較的安価で借りることができますよ。 幸いオーボエはコンパクトな楽器なので、別の場所で練習しても持ち運びは苦になりません。 オーボエはどこで習えば良い? オーボエはオーケストラや吹奏楽で必要とされる楽器ですが、ピアノやサックス、フルートなどメジャーな楽器と比べると、演奏できる人が少ないため、指導できる人がおらず、オーボエ教室が近くに見つからない…ということも多いです。 しかし、指導者やオーボエ教室が見つからないからといって、自己流でやっていると変な吹き方の癖がついたり、最悪楽器を傷めてしまうこともあります。 教室やきちんとした教本が少ないため、つい自己流の吹き方になってしまいがちなオーボエですが、もし独学で始めるなら、 目でみてわかりやすい動画形式の教材がおすすめです。 オーボエの本格的なDVDつきの教材は日本にただこれだけなんだとか。 吹奏楽でオーボエの担当になったけど先輩がいないから不安…という方や、これからオーボエを始めたいけれど教室に通う時間がないという忙しい大人にはぴったりですね。

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