艦これss提督。 【艦これ】提督「狂ってしまった彼女達」 その1【SS】 : 青葉通信!~艦隊これくしょんまとめ~

【艦これSS・提督】加賀「私が提督LOVEだという風潮」 提督「はぁ」

艦これss提督

「青葉、見ちゃいました!」 挨拶もせずに意気揚々と執務室に飛び込んできた青葉。 手には数枚の写真を持っている。 「どうした?またスクープか?」 提督は優しく訊ねた。 「はい!これは大スクープです!」 青葉はニコニコとしながら快活とした声で答える。 「これはですね~司令官も黙っていられませんよ?」 「……俺か?」 提督はここ数日の自分の行動を思い返すが、スクープと言えるようなことは特に思い当たらなかった。 「……俺がどうしたんだ?」 「教えてほしいですか~?」 ニヤニヤしながら歩み寄ってくる青葉。 「勿体ぶるなよ。 教えてくれ、な?」 スクープを激写された人間が頼むのも些かおかしいが、ダメもとで提督は頼んでみる。 「ええ、良いですよ。 題して、知られざる司令官の一日!」 意外なことに青葉は、笑いながら写真を机に置いた。 「まずはこれですね」 青葉が提示した写真は、提督が眠っているものだった。 「これは……」 穴が空くほど見るも、大スクープになりそうなものは写っていない。 「……俺が寝ているだけだが」 本当にただそれだけの写真だ。 強いて言うなら、布団を蹴って右足が出ているくらいか。 「よく見てください!」 青葉が若干興奮しながら引っ込めていた手を出し、写真のやや上の部分を指差した。 「ここです!」 「ここ……?」 青葉の指の先には、横向きになって寝ている提督の手。 「よぉーく見てください」 言われるままに目を凝らすと、上から桃色の糸が垂れ下がっているのがかろうじで見えた。 「これは、写真を撮ったときに偶然写った青葉の髪の毛です!それがほら、丁度小指に結ばれているような感じに見えません?」 「…………言われてみれば」 そう見えなくも無いこともない。 「これは運命の赤い糸。 まるで、青葉と司令官の明るい未来の暗示じゃないですか!」 「……あぁ、そういう」 ほのぼのした話題で、提督は内心ほっとした。 「反応が薄いですね……まぁ、次のにいきましょう!」 次に青葉が見せてきたのは、提督が歯を磨いているところ。 これも特に説明するところは無い。 「…………ん?」 「わかりませんか?ここですよ!ここ!」 しびれを切らした青葉が再び指で指したのは、鏡だった。 「これです!これは、青葉の服です!」 ……なるほど、言われてみれば、鏡の端に写っているのは青葉の服だ。 「たぶん、正面から見たら司令官と並んで歯を磨いているように見えたんでしょうねぇ……撮りたかったです」 悔しそうな顔の青葉。 「……これ、スクープか?」 「はい。 こういうのは、相手に惜しい!と思わせて興味をそそらせる話題です」 「…………ふぅん」 あまり詳しくは知らないので提督は聞き流す。 「これはお気に入りです!」 満面の笑みで提督に見せたのは、多少ぶれているが、玄関で振り返る提督の姿だった。 「この感じ、まさしく夫婦しか分かち合えない瞬間ですよね!青葉、この写真が撮れたとき思わず手が震えちゃいました!」 テンションが高ぶる青葉が今にもぶつかりそうなほど提督に迫った。 「………………これ、俺の実家じゃないか」 「以上、司令官の知られざる一日でした!」 こうして青葉の写真公開は幕を閉じた。 「いやぁ~知らない人と密会なんてしてたらどうしようかと思いましたが、そんなことはなくて安心しました」 提督は何も言えず、ただ座っているだけ。 「では、次回は未定ですが今後とも青葉をよろしくお願いします!」 そう言って青葉は執務室を後にした。 【抜き打ちテスト】 「提督……」 呟きながら提督に歩み寄る秋月。 「落ち着け秋月」 冷静に対処しようと必死な提督は、自分に向けられた25mm連装機銃をなるべく見ずになだめようとしている。 「着任したとき、秋月を頼りにしてるとおっしゃいましたよね?」 「ああ、確かに言った」 秋月は更に一歩提督に近づく。 「秋月がMVPを取ったとき、秋月の頭を撫でてくれましたよね?」 「そんなこともあったな」 「秋月と食事に行きましたよね?」 「……行ったな」 「秋月のこと、かわいいって言ってくれましたよね?」 「……言ったし、今もそう思っているよ」 「なら、どうして島風と食事に行かれたのですか?」 徐々に近づいていた秋月の歩みが提督の目の前で止まった。 もう秋月にはしてくれないんですか?」 開かれた目は、目の前の愛する人を逃すまいと言わんばかりにぶれること無く視線を注ぐ。 「秋月は頼りにならないんですか?」 「秋月は主力メンバーじゃないか。 確かに、最近は目覚ましく成長してきている夕立にかまっている時間が増えている。 「………なにも一番に拘らなくてもいいだろ?」 「いいえ」 きっぱりと否定した秋月。 彼女は銃口の向きを180度回して 「それじゃ、意味がないんです」 躊躇いもなく撃った。 【一番】 「提督、どうして妙高姐さんと一緒にいたの?」 「ん?……いや、仕事を手伝ってもらっていたんだ」 「……ふぅん」 含みのある目で提督を見る足柄。 「もしかして嫉妬か?……なんてな!」 笑い飛ばす提督。 こうした軽口を叩けるのも、彼と足柄の間柄からくるものであることを提督は知っている。 「…………ねぇ」 「ん?どうした?」 「もし私が本当に嫉妬していたらどうする?」 「…………え?」 予想外の質問に提督は思わずすっとんきょうな声を上げる。 「……いやいや、それは嘘だろ?」 足柄は返事をせずに、ただにこりと笑って。 「……本当か?」 「……なんてね!冗談よー」 いきなりケラケラ笑い出す。 豹変ぶりに提督は呆気に取られた。 「本気かと思ったじゃねぇか」 胸を撫で下ろす。 正直、提督は彼女をそんな目で見たことが無かった。 「私たちは、この距離感が一番よ」 今は。 その言葉は口には出さなかった。 「まあな」 提督が照れくさそうに笑う。 「正直言って、そんな目で見たことが無かったから焦ったぞ」 「…………そう」 落ち着け。 足柄は襲いかかりそうな衝動を押さえて、自分に言い聞かせる。 今はこれでいい。 彼に一番近いのは間違いなく自分だ。 「こんな話、姐さんたちとしちゃダメよ?」 じゃないと、自分を押さえられない。 そんな言葉は隠して、ふらっと舞うように近づき提督の腕に抱きつく。 「……ね?」 ここは、自分だけの場所。 自然と顔が緩む。 その言葉は、足柄の頭には入ってこなかった。 「それで、返事はどうしたの?」 「いや……流石にこんなご時世だし、部下と付き合うわけにはいかないって」 「断ったのね?」 「いや……保留」 提督は切り捨てなかったようだ。 ならば 「……忙しくなりそうね」 この場所が奪われないように、抱きつく力が強くなった。 【縄張り】 「司令官!おはようございます!」 「おはよう……ん?朝潮か。 そんな張り切ってどうした?」 若干戸惑いながら挨拶を返す。 朝一番に朝潮が、それもこんなに意気揚々と自分を起こすとは何事か。 「ようやくわかりました!」 「……何が?」 そう聞かざるをえない。 彼女には考えさせるようなことは何も言っていないはずだが……全く思い当たらない。 「暗号です」 「あぁ……え?」 回答の意味がわからず、謎は深まるばかり。 「……なんかしたっけ」 俺はしばらく考えてみるも、それらしきことは思い出せない。 ここまで悩んでも出てこないというのは、単に寝起きだからというわけでは無さそうだ。 「忘れたのですか?昨日の夜です」 「……夜に朝潮は俺と会ったか?」 「はい!僭越ながら、司令官の自室にお邪魔しました」 「んー……そうだったか?」 俺の記憶では、疲れていたから、金剛あたりが睡眠の邪魔に入らないように鍵を掛けてそのまま寝たはずだが…… 「……朝潮。 悪いが昨日の夜のこと、どうやら俺は忘れてしまったらしい」 「えっ、大丈夫ですか!? 」 「そこで悪いんだが、朝潮が出来る限りでいい。 昨日の俺が何をしてたか教えてくれないか?」 「かしこまりました!」 敬礼をした朝潮は、ポーチからなにやらメモ帳を取り出した。 「昨夜は0003に就寝。 0154に寝言で命令を出す。 0227に1度起きて水を飲みに食堂へ。 その5分後に再び就寝。 0448に寝返りをうつ。 0555に目覚ましの音で目を覚ますも、再び布団に潜る。 0615に私に起こされる」 「……は?」 「……どこか間違えたでしょうか」 キョトンとした目で訊いてくる朝潮。 その目は純粋で、元々の性格も考えると他意は無さそうだ。 「……どうやって調べたんだ?」 先程まで可愛らしく感じていた少女に、今は恐怖しか感じない。 「どうとは……?普通に警備していましたが」 「どこでだ?鍵もかけたはずだが」 「……部屋に居ました。 秘書艦ですからね」 当たり前のことを言っているつもりなのか。 彼女の目はやはり純粋な輝きを放っている。 「寝ながらも指揮を執られるなんて、私、感服しました!」 「いや、それはただの寝言で」 「朝潮の名前を5回も呼びましたよね?たいへん嬉しかったです」 「いや……」 朝潮は話を聞かず、喋り続ける。 「お礼と言ってはなんですが、金剛さんを解体しておきました」 「………………なんて?」 「何度もおっしゃっていたじゃないですか。 金剛うるさい、と。 今だから言えますが、私も同感でした。 仕事をしてい司令官に気安く近寄って、邪魔しかしない」 「…………金剛をどうしたと?」 「正直あの人には殺意しか感じませんでした。 ……あっ、もしや司令官はそんな私を気遣ってくれたのですか?ありがとうございます!」 「いや……だから」 「彼女は命令通りバラバラにしてから海へ投げておきました。 そういう暗号の内容ですよね?では司令官」 彼女は俺に尊敬の念がこもった視線をぶつけ、 「次のご命令を」 【忠犬】 「司令官!見てください!」 言われた通り提督が窓に目をやると、海の向こうに夕日が見えた。 「……ほぉ。 綺麗だな」 西の空が赤く燃え、太陽が今日最後の輝きを魅せる。 雲は1つもなく、その明るさを損なうものはなにもない。 「ずっと見ていたいです」 春雨がうっとりした目で呟いた。 そのままちらりと提督に視線を送る。 「明日は晴れかな……」 だが、彼女の太陽はそんなことに気づかない。 自然と溜め息が漏れる。 男女二人でひとつの窓から夕日を眺める。 この構図。 「危ないなぁ」 そう言いながらも提督は優しく抱き止める。 「夕立、結構頑張ったっぽい!」 褒めてー、と提督にじゃれつく姉。 狙っているのかいないのか。 春雨に向けられていた視線を全て持っていき、なおかつ場所まで取り上げる目の前の姉。 「……………………」 まただ。 「……そういや、春雨はなんて言おうとしたんだ?」 「…………いえ、大したことではありません」 「……そうか」 彼女のせいで私の太陽がよく見えない。 「せっかくの夕日が、きれいじゃない……」 夕立の声に書き消された言葉は、また1つ春雨の心に積もってゆく。 「…………黒い雲が邪魔で、よく見えない」 彼女の心に雨が降る。 【どしゃ降り】.

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艦これ安価ss 提督「オレ嫌われてる気がする」

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「青葉、見ちゃいました!」 挨拶もせずに意気揚々と執務室に飛び込んできた青葉。 手には数枚の写真を持っている。 「どうした?またスクープか?」 提督は優しく訊ねた。 「はい!これは大スクープです!」 青葉はニコニコとしながら快活とした声で答える。 「これはですね~司令官も黙っていられませんよ?」 「……俺か?」 提督はここ数日の自分の行動を思い返すが、スクープと言えるようなことは特に思い当たらなかった。 「……俺がどうしたんだ?」 「教えてほしいですか~?」 ニヤニヤしながら歩み寄ってくる青葉。 「勿体ぶるなよ。 教えてくれ、な?」 スクープを激写された人間が頼むのも些かおかしいが、ダメもとで提督は頼んでみる。 「ええ、良いですよ。 題して、知られざる司令官の一日!」 意外なことに青葉は、笑いながら写真を机に置いた。 「まずはこれですね」 青葉が提示した写真は、提督が眠っているものだった。 「これは……」 穴が空くほど見るも、大スクープになりそうなものは写っていない。 「……俺が寝ているだけだが」 本当にただそれだけの写真だ。 強いて言うなら、布団を蹴って右足が出ているくらいか。 「よく見てください!」 青葉が若干興奮しながら引っ込めていた手を出し、写真のやや上の部分を指差した。 「ここです!」 「ここ……?」 青葉の指の先には、横向きになって寝ている提督の手。 「よぉーく見てください」 言われるままに目を凝らすと、上から桃色の糸が垂れ下がっているのがかろうじで見えた。 「これは、写真を撮ったときに偶然写った青葉の髪の毛です!それがほら、丁度小指に結ばれているような感じに見えません?」 「…………言われてみれば」 そう見えなくも無いこともない。 「これは運命の赤い糸。 まるで、青葉と司令官の明るい未来の暗示じゃないですか!」 「……あぁ、そういう」 ほのぼのした話題で、提督は内心ほっとした。 「反応が薄いですね……まぁ、次のにいきましょう!」 次に青葉が見せてきたのは、提督が歯を磨いているところ。 これも特に説明するところは無い。 「…………ん?」 「わかりませんか?ここですよ!ここ!」 しびれを切らした青葉が再び指で指したのは、鏡だった。 「これです!これは、青葉の服です!」 ……なるほど、言われてみれば、鏡の端に写っているのは青葉の服だ。 「たぶん、正面から見たら司令官と並んで歯を磨いているように見えたんでしょうねぇ……撮りたかったです」 悔しそうな顔の青葉。 「……これ、スクープか?」 「はい。 こういうのは、相手に惜しい!と思わせて興味をそそらせる話題です」 「…………ふぅん」 あまり詳しくは知らないので提督は聞き流す。 「これはお気に入りです!」 満面の笑みで提督に見せたのは、多少ぶれているが、玄関で振り返る提督の姿だった。 「この感じ、まさしく夫婦しか分かち合えない瞬間ですよね!青葉、この写真が撮れたとき思わず手が震えちゃいました!」 テンションが高ぶる青葉が今にもぶつかりそうなほど提督に迫った。 「………………これ、俺の実家じゃないか」 「以上、司令官の知られざる一日でした!」 こうして青葉の写真公開は幕を閉じた。 「いやぁ~知らない人と密会なんてしてたらどうしようかと思いましたが、そんなことはなくて安心しました」 提督は何も言えず、ただ座っているだけ。 「では、次回は未定ですが今後とも青葉をよろしくお願いします!」 そう言って青葉は執務室を後にした。 【抜き打ちテスト】 「提督……」 呟きながら提督に歩み寄る秋月。 「落ち着け秋月」 冷静に対処しようと必死な提督は、自分に向けられた25mm連装機銃をなるべく見ずになだめようとしている。 「着任したとき、秋月を頼りにしてるとおっしゃいましたよね?」 「ああ、確かに言った」 秋月は更に一歩提督に近づく。 「秋月がMVPを取ったとき、秋月の頭を撫でてくれましたよね?」 「そんなこともあったな」 「秋月と食事に行きましたよね?」 「……行ったな」 「秋月のこと、かわいいって言ってくれましたよね?」 「……言ったし、今もそう思っているよ」 「なら、どうして島風と食事に行かれたのですか?」 徐々に近づいていた秋月の歩みが提督の目の前で止まった。 もう秋月にはしてくれないんですか?」 開かれた目は、目の前の愛する人を逃すまいと言わんばかりにぶれること無く視線を注ぐ。 「秋月は頼りにならないんですか?」 「秋月は主力メンバーじゃないか。 確かに、最近は目覚ましく成長してきている夕立にかまっている時間が増えている。 「………なにも一番に拘らなくてもいいだろ?」 「いいえ」 きっぱりと否定した秋月。 彼女は銃口の向きを180度回して 「それじゃ、意味がないんです」 躊躇いもなく撃った。 【一番】 「提督、どうして妙高姐さんと一緒にいたの?」 「ん?……いや、仕事を手伝ってもらっていたんだ」 「……ふぅん」 含みのある目で提督を見る足柄。 「もしかして嫉妬か?……なんてな!」 笑い飛ばす提督。 こうした軽口を叩けるのも、彼と足柄の間柄からくるものであることを提督は知っている。 「…………ねぇ」 「ん?どうした?」 「もし私が本当に嫉妬していたらどうする?」 「…………え?」 予想外の質問に提督は思わずすっとんきょうな声を上げる。 「……いやいや、それは嘘だろ?」 足柄は返事をせずに、ただにこりと笑って。 「……本当か?」 「……なんてね!冗談よー」 いきなりケラケラ笑い出す。 豹変ぶりに提督は呆気に取られた。 「本気かと思ったじゃねぇか」 胸を撫で下ろす。 正直、提督は彼女をそんな目で見たことが無かった。 「私たちは、この距離感が一番よ」 今は。 その言葉は口には出さなかった。 「まあな」 提督が照れくさそうに笑う。 「正直言って、そんな目で見たことが無かったから焦ったぞ」 「…………そう」 落ち着け。 足柄は襲いかかりそうな衝動を押さえて、自分に言い聞かせる。 今はこれでいい。 彼に一番近いのは間違いなく自分だ。 「こんな話、姐さんたちとしちゃダメよ?」 じゃないと、自分を押さえられない。 そんな言葉は隠して、ふらっと舞うように近づき提督の腕に抱きつく。 「……ね?」 ここは、自分だけの場所。 自然と顔が緩む。 その言葉は、足柄の頭には入ってこなかった。 「それで、返事はどうしたの?」 「いや……流石にこんなご時世だし、部下と付き合うわけにはいかないって」 「断ったのね?」 「いや……保留」 提督は切り捨てなかったようだ。 ならば 「……忙しくなりそうね」 この場所が奪われないように、抱きつく力が強くなった。 【縄張り】 「司令官!おはようございます!」 「おはよう……ん?朝潮か。 そんな張り切ってどうした?」 若干戸惑いながら挨拶を返す。 朝一番に朝潮が、それもこんなに意気揚々と自分を起こすとは何事か。 「ようやくわかりました!」 「……何が?」 そう聞かざるをえない。 彼女には考えさせるようなことは何も言っていないはずだが……全く思い当たらない。 「暗号です」 「あぁ……え?」 回答の意味がわからず、謎は深まるばかり。 「……なんかしたっけ」 俺はしばらく考えてみるも、それらしきことは思い出せない。 ここまで悩んでも出てこないというのは、単に寝起きだからというわけでは無さそうだ。 「忘れたのですか?昨日の夜です」 「……夜に朝潮は俺と会ったか?」 「はい!僭越ながら、司令官の自室にお邪魔しました」 「んー……そうだったか?」 俺の記憶では、疲れていたから、金剛あたりが睡眠の邪魔に入らないように鍵を掛けてそのまま寝たはずだが…… 「……朝潮。 悪いが昨日の夜のこと、どうやら俺は忘れてしまったらしい」 「えっ、大丈夫ですか!? 」 「そこで悪いんだが、朝潮が出来る限りでいい。 昨日の俺が何をしてたか教えてくれないか?」 「かしこまりました!」 敬礼をした朝潮は、ポーチからなにやらメモ帳を取り出した。 「昨夜は0003に就寝。 0154に寝言で命令を出す。 0227に1度起きて水を飲みに食堂へ。 その5分後に再び就寝。 0448に寝返りをうつ。 0555に目覚ましの音で目を覚ますも、再び布団に潜る。 0615に私に起こされる」 「……は?」 「……どこか間違えたでしょうか」 キョトンとした目で訊いてくる朝潮。 その目は純粋で、元々の性格も考えると他意は無さそうだ。 「……どうやって調べたんだ?」 先程まで可愛らしく感じていた少女に、今は恐怖しか感じない。 「どうとは……?普通に警備していましたが」 「どこでだ?鍵もかけたはずだが」 「……部屋に居ました。 秘書艦ですからね」 当たり前のことを言っているつもりなのか。 彼女の目はやはり純粋な輝きを放っている。 「寝ながらも指揮を執られるなんて、私、感服しました!」 「いや、それはただの寝言で」 「朝潮の名前を5回も呼びましたよね?たいへん嬉しかったです」 「いや……」 朝潮は話を聞かず、喋り続ける。 「お礼と言ってはなんですが、金剛さんを解体しておきました」 「………………なんて?」 「何度もおっしゃっていたじゃないですか。 金剛うるさい、と。 今だから言えますが、私も同感でした。 仕事をしてい司令官に気安く近寄って、邪魔しかしない」 「…………金剛をどうしたと?」 「正直あの人には殺意しか感じませんでした。 ……あっ、もしや司令官はそんな私を気遣ってくれたのですか?ありがとうございます!」 「いや……だから」 「彼女は命令通りバラバラにしてから海へ投げておきました。 そういう暗号の内容ですよね?では司令官」 彼女は俺に尊敬の念がこもった視線をぶつけ、 「次のご命令を」 【忠犬】 「司令官!見てください!」 言われた通り提督が窓に目をやると、海の向こうに夕日が見えた。 「……ほぉ。 綺麗だな」 西の空が赤く燃え、太陽が今日最後の輝きを魅せる。 雲は1つもなく、その明るさを損なうものはなにもない。 「ずっと見ていたいです」 春雨がうっとりした目で呟いた。 そのままちらりと提督に視線を送る。 「明日は晴れかな……」 だが、彼女の太陽はそんなことに気づかない。 自然と溜め息が漏れる。 男女二人でひとつの窓から夕日を眺める。 この構図。 「危ないなぁ」 そう言いながらも提督は優しく抱き止める。 「夕立、結構頑張ったっぽい!」 褒めてー、と提督にじゃれつく姉。 狙っているのかいないのか。 春雨に向けられていた視線を全て持っていき、なおかつ場所まで取り上げる目の前の姉。 「……………………」 まただ。 「……そういや、春雨はなんて言おうとしたんだ?」 「…………いえ、大したことではありません」 「……そうか」 彼女のせいで私の太陽がよく見えない。 「せっかくの夕日が、きれいじゃない……」 夕立の声に書き消された言葉は、また1つ春雨の心に積もってゆく。 「…………黒い雲が邪魔で、よく見えない」 彼女の心に雨が降る。 【どしゃ降り】.

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【艦これ】提督「初心者!」|エレファント速報:SSまとめブログ

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vip2ch. 49 ID:Kn6fyIOy0 提督「……」カリカリ 加賀「提督。 80 ID:Kn6fyIOy0 提督「ごめん…」 加賀「…今日の提督は、どこかおかしいです」 提督「そんなこと」 加賀「あります」キッパリ 提督「う」 加賀「どこか上の空ね。 95 ID:Kn6fyIOy0 加賀「提督。 作業中の書類を見せてください」 提督「これか? ほら」スッ 加賀「……」ペラペラ 提督「……」 加賀「軽く見ただけで、5か所ミスがあります」 提督「え」 加賀「注意力に欠けるわね。 35 ID:Kn6fyIOy0 加賀「今日はもうお休みになってください」 提督「で、でも仕事は」 加賀「書類の方は艦娘達に任せても問題ありません。 急ぎの書類はないでしょう?」 提督「急ぎでは、ないけど…」 加賀「なら今日はもう休みましょう。 84 ID:Kn6fyIOy0 加賀「そんな疲れた顔を見せれば、艦娘達も心配します」 提督「……」 加賀「勿論、私だって心配です」 提督「加賀…」 加賀「だから、休んでください」 提督「…わかったよ。 30 ID:Kn6fyIOy0 加賀「何か、私に落ち度でも?」 提督「それは不知火のセリフ! なんで一緒の布団に入ってくるんだよ!」 加賀「人肌であっためると、疲労がとれやすくなるそうです」 提督「…ホントか?」 加賀「はい。 青葉が言ってました」 提督「ウソくせぇ…」 加賀「女は度胸。 34 ID:Kn6fyIOy0 加賀「…えい」ツン 提督「……」プニッ 加賀「……」ツンツン 提督「……んむっ」プニップニッ 加賀「ふふっ…」 提督「……z」 加賀「さて、私も寝るわ。 81 ID:Kn6fyIOy0 ・ ・ ・ 提督「……ん」ムクリ 加賀「お目覚めね、提督」 提督「……加賀。 今、何時だ?」 加賀「夜の6時です」 提督「…えらいぐっすり寝てたな」 加賀「ええ。 54 ID:Kn6fyIOy0 加賀「ところで提督。 お腹すきませんか」 提督「言われてみれば…お腹すいたな」キュウウ 加賀「早く食堂へ行きましょう。 11 ID:Kn6fyIOy0 加賀「…もう大丈夫そうですね」 提督「お陰様でな」 加賀「では行きましょう。 51 ID:Kn6fyIOy0 以上で終わりです 春イベは、ローマは出ましたが高波がまだです。 はよ 読んでくれた人はありがとう。 17 ID:a3UrIp7no 加賀さん可愛い.

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