北朝鮮人民解放戦線。 北朝鮮、新型コロナ死者267人以上 「疑い」扱いで処理、隠蔽

北朝鮮側を震わせたビラはどのような内容なのか

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他国のように陸軍、海軍、空軍に加え、弾道ミサイルの運用を担当する戦略軍がある。 本来ならば朝鮮人民軍はの指揮下に置かれるのだが、独裁体制の北朝鮮では、実質的に (キム・ジョンウン)の直下にあるのは周知の事実だ。 総人員は約190万人(2010年現在)と、国の規模に比べて世界有数の人数を有しているが、実際に兵役として勤務できる年齢は17歳から49歳までとある。 ちなみに自衛官の総人員は約24万人だが、朝鮮人民軍は10年という長い徴兵期間と高齢化により、実戦に投入できる兵士の数では自衛隊とほぼ変わらないようだ。 さらに兵の健康・衛生状態も悪化しているため、この数よりもさらに少なく見積もる向きもある。 厄介なのは、正規の軍人以外も農民や漁師等が有事には戦争に投入されることもあるため、どこまでが民間人なのか見極めることが困難な点だ。 例えば、漁船を装って日本に武装した漁師が上陸する可能性もある。 戦略軍 北朝鮮の軍事力を計る際に重要なのが「 朝鮮人民軍戦略軍」、つまり、弾道ミサイルを運用する兵科である。 陸・海・空軍の装備が旧式なのに対し、北朝鮮の弾道ミサイルがその性能を向上させているのは周知の通りだ。 アメリカまでをその射程に捉えた大陸間弾道ミサイル(ICBM)の存在はもちろんだが、短・中距離弾道ミサイルも悩みの種である。 韓国だけでなく、日本までをその射程に収めているこれらのミサイルは、敵の攻撃に対して、両国の主要な都市、軍事基地などに向けて発射できるように配備されている。 しかも、小型のものは移動式発射台に搭載され、偵察衛星から身を隠すように配備されており、いつ、どこからでも発射可能だというのが怖い。 即時発射可能なものは30基ほどといわれている。 これは戦略軍を除く3軍に共通しているが、空軍の戦闘機は致命的であるともいえる。 数だけを見ると戦闘機だけで800機以上を保有しているようだが、老朽化で、実戦を行えるのは約100機ほどと思われる。 1950年代に旧ソビエト連邦で開発されたMiG-19の中国製ライセンス生産型「」が北朝鮮空軍の大多数を占めるが、すでに飛行できる状態ではない。 そこで北朝鮮では有事の際には旧型機を捨て駒にして、性能よりも数で敵を押し留める戦術も考えられる。 いずれにせよ、経済制裁によって航空燃料が慢性的に不足している北朝鮮軍が空軍を有効的に運用できる可能性は低い。 しかし、装備は貧弱で50~60年代のものが主力となっており、なかには第二次世界大戦で運用された兵器もある。 個人装備もベトナム戦争で南ベトナム解放戦線(ベトコン)がアメリカ軍を相手に使ったが主力のようだ。 だが、数は多く、旧式といえども戦車だけでも3000両以上を保有しており、数だけならば自衛隊の定数300両を大幅に超えた。 海軍も著しく旧型の装備ばかりである。 しかし、特徴的なのは大型艦よりも小型艇、潜水艦が主力となっている点だ。 これはミサイルや砲撃による直接攻撃よりも、小型艇による上陸作戦を援護する目的があると見られる。 邦人拉致事件が増えたのもこうした装備のためだろう。 有事の際には秘密裡に敵国に上陸して、原子力発電所などの重要施設を破壊できる可能性がある。 艦船の約400隻に対し,潜水艦約70、上陸艇約250という比率からもわかるだろう。 狂気のシナリオ もし、米朝が戦争となった場合、様々なシミュレートがなされるようになった。 詳細に違いはあるが、どのシミュレートも危険視するのが、北朝鮮による「ミサイル報復」である。 正面から戦っては勝ち目のないことを知っている北朝鮮だが、金正恩に軍の権力が集中したままであれば、「死なばもろとも」とばかりに、韓国や日本にミサイルを発射するという狂気のシナリオが実現する可能性が高い。 また、南北を隔てる非武装地帯の北側には、ロケット砲や自走砲がなどが多数配備され、ソウルに狙いを定めている。 そして、中国と北朝鮮には「」という安全保障条約が結ばれているため、北朝鮮が戦争状態になったときには支援することになっている。 だが、裏を返せば北朝鮮国内の混乱を鎮めるためという名目で中国が北朝鮮を事実上、占領することもできるため、米朝戦争がすぐに米中朝戦争へと発展する可能性は低い。 いずれにせよ、戦争になれば北朝鮮が一方的に攻め込まれることは目に見えている。 そこで崩壊するのなら韓国や日本を巻き込んで敗戦を迎える覚悟が北朝鮮にあるのかどうか。 世界が北朝鮮に対して安易な軍事行動を取れないのはそういった理由があった。 最後に 最近になって、北朝鮮戦略の新しいシナリオも誕生している。 これが軍部によるクーデター説だ。 今までは軍や党の高官は甘い蜜を吸えたが、最近は粛清の嵐が止む気配がない。 それに危機感を抱いた人々が、金正恩委員長を引退させ、その身柄を中国かロシアに引き渡して、新たな国作りを行うという。 ロシアにはすでに金正恩亡命用の物件も確保されているともいい、今までのクーデター説よりも説得力の高いものとなっているのだ。 参考記事:北朝鮮 「」 参考記事:アメリカ軍 「」 カテゴリー• 121• 372• 362• 1,430• 150• 816• 594• 173• 100• 180• 145• 135• 109• 567•

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「4万人超が隔離」コロナ蔓延の北朝鮮が、いま崩壊したらどうなるのか 金正恩の「重体説」をどう読むか

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これまで世界保健機関(WHO)に新型コロナ感染者はゼロと報告していた北朝鮮。 だが、感染者は4万8528人、死者も少なくとも267人出ていると産経新聞(4月26日付)が報じた。 情報源は、韓国の脱北者団体という。 *** 北朝鮮の感染症対策当局は、「入国者全員の検査と隔離を行い、あらゆる物品を徹底的に消毒。 国境を封鎖し、先制的かつ科学的措置を講じた」とし、「これまでの誰一人として新型コロナに感染していない」と発表している。 が、そもそも、中国と国境を接している北朝鮮で、コロナ感染者が一人も出ていないこと自体、不自然であった。 産経によれば、韓国の脱北者団体の「北朝鮮人民解放戦線(北民戦)」が、新型コロナの現況をまとめた朝鮮労働党幹部向けの報告書を入手したという。 報告書は4月10日付で、そこには隔離されている患者や死者は、全て新型コロナの「疑い例」として扱われていると書かれているそうだ。 北朝鮮北東部の咸鏡北道(ハムギョンプクト)で隔離者1万3750人、死者41人、北西部の新義州(シニジュ)で隔離者2426人、死者51人と、中国に近い地域での感染者が目立つ。 平壌も隔離者が125人、死者が5人、平城(ピョンソン)は隔離者が461人、死者は23人が報告されている。 北朝鮮全体で感染者が4万人以上、死者267人は、韓国を上回っている。 北朝鮮の医療体制は脆弱なので、感染拡大を受けやすいようだ。 「幹部向けの報告書というのは、北朝鮮の保健省が金正恩へコロナの現況を報告するために作成したものだそうです」 と解説するのは、北朝鮮に詳しいジャーナリスト。 「金正恩に報告書を届ける際、ある人物が報告書を撮影。 その画像から数字のデータだけ抜き出して北民戦の幹部に送ったとのことです。 撮影した人物は、数年前から北民戦に様々な情報を提供していて、信頼できる人物だそうです。 北民戦の幹部がその数字のデータを産経新聞に提供したようです」 最高人民会議の代議員も感染 北朝鮮では、すでに1月の段階でコロナ感染者が出ていたという。 「平壌には、中国からの観光客や投資家が来ていますから、北朝鮮でコロナ感染者がゼロなんてありえません。 中国の観光客の中には、武漢から来ている人もたくさんいました。 国境警備隊に所属していた脱北者の話によると、1月21日に平壌でコロナ感染者が出たそうです。 それを受けて、1月23日に中国との国境を閉鎖。 国境を封鎖したことだけが26日に発表されました」(同) 北朝鮮当局は、4月の初めに労働党員に対しコロナ感染の現況を伝える説明会を行ったという。 「北朝鮮の元外交官で、韓国に住む脱北者の話によると、4月の初めに労働党員に行われたコロナ感染の説明会の資料があるそうです。 その資料によれば、平壌や黄海南道、咸鏡北道でコロナの感染者が発生している。 これは人民の経済や生活を窮乏させる、という内容だそうです。 北朝鮮では、労働党員にはコロナ感染を認めていますが、それ以外の人民には感染者はいないと広報しています。 コロナで亡くなった人は、コロナとは言わず急性肺炎とか結核と偽っているようです。 死者が出ると、当局がすぐに遺体を焼却して遺族には骨だけ渡しているようです」(同) 今年の最高人民会議は4月12日に開かれた。 予定より2日遅れだった。 「最高人民会議の代議員は700人弱います。 地方から平壌に入った際、コロナの検査を受けているのですが、複数の感染者が確認されたそうです。 そのため、2日開催を延期しました」(同) 金正恩労働党委員長は、4月15日の金日成主席の誕生日である太陽節の式典を欠席した。 米国のCNNは4月21日、13日に心臓血管系の手術を受け重体になっていると報じた。 それに対し、文在寅韓国大統領の文正仁(ムン・ジョンイン)特別補佐官は、13日から北朝鮮東部の元山(ウォンサン)の邸宅に滞在していて健在だと語っている。 先のジャーナリストはこう言う。 「金正恩は、コロナ感染をさけるために、平壌を離れたと言われています。 北朝鮮の北西に位置する平安北道(ピョンアンプクト)の党幹部に、21日か22日頃金正恩から電話があったのです。 金正恩から電話があるときは、電話がくる30分前から直立不動の姿勢で待機するそうです。 金正恩は、いつものように普通に喋っていたということでした。 どうやら重病ではないようですが……」 金正恩も新型コロナを怖れていることだけは確かのようだ。 週刊新潮WEB取材班 2020年4月30日 掲載.

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「4万人超が隔離」コロナ蔓延の北朝鮮が、いま崩壊したらどうなるのか 金正恩の「重体説」をどう読むか

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このニュースが世界中をざわつかせている。 北朝鮮専門のインターネット新聞「デイリーNK」も4月20日夕方、今度は北朝鮮内部の消息筋の話として「金正恩委員長が12日に心臓の血管の手術を受けた」と報じた。 ただし、CNNとは違い、「金正恩委員長は現在も療養中だが、状態は好転した」と伝えた。 さらに「手術が行われたのは首都平壌(ピョンヤン)北方の妙香山近くにある最高指導者専用の病院で、平壌から集まったお抱えの複数の医師が執刀した」とも報じた。 金正恩氏が重篤ではないかという臆測の根拠のひとつが、「太陽節」の欠席だ。 写真=時事通信フォト 2019年6月12日、板門店で、韓国大統領府の鄭義溶国家安保室長(前列左)と話す北朝鮮の金与正朝鮮労働党第1副部長(同右)[韓国統一省提供] - 写真=時事通信フォト 4月15日は、金正恩氏の祖父で、建国指導者の金日成(キム・イルソン)主席の誕生日「太陽節」で、北朝鮮の最大の祝日だ。 この日は金主席の遺体がある錦繍山(クムスサン)を参拝するのが通例だ。 2012年4月に最高指導者となって以降、参拝を欠かしたことはなかったが、今回は参拝の様子が報じられていない。 金正恩氏の動静は、党中央委員会本部(平壌)で4月11日に開かれた党政治局会議への出席が国内外に伝えられ、12日には朝鮮中央通信が西部地区の航空師団管下の攻撃機連隊の視察を報じていた。 これが公になっている最後の動静だった。 テレビに映し出されるあの体形から見ても太り過ぎであることは明らかで、彼に深刻な持病があっても不思議ではない。 沙鴎一歩は新型コロナウイルスの感染が気になる。 北朝鮮は「感染者はゼロ」としているが、中国と親密な北朝鮮に感染者がいないわけがない。 すでに産経新聞(4月26日付)は、韓国の脱北者組織「北朝鮮人民解放戦線」の報告書(4月10日付)をもとに、4万8528人が隔離され、267人の死者が出ていると報じている。 金正恩氏も最高指導者だからといって感染しないとは限らない。 世界でも首相や閣僚が感染している。 そして新型コロナウイルス感染症は持病のある人ほど、症状が重篤化しやすい。 金正恩氏が感染して、重篤な症状に陥ったのかもしれない。 なお中国・北京発のロイター通信は4月25日、「中国が金正恩委員長の病状についてアドバイスするために医療の専門家を北朝鮮に派遣した」と伝えている。 いま有力視されているのが、金正恩氏の実の妹の金与正(キム・ヨジョン)・朝鮮労働党第1副部長だ。 金与正氏は31歳(推定)、金日成主席の血を正当に受け継ぐ、白頭山の血統である。 彼女について沙鴎一歩は、昨年3月7日の記事「金正恩が65時間の鉄道旅行を選んだワケ」で、こう書いたことがある。 「濃い緑色に塗られた特別列車がベトナム・ドンダン駅に到着したとき、最初に姿を現したのが正恩氏の妹、金与正氏だった。 彼女は正恩氏とともにスイスに留学した経験があり、頭が良くて数カ国語に堪能だ。 しかも行動力があり、正恩氏から一番信頼されている」 2回目の米朝首脳会談(昨年2月27日〜28日)のために金正恩氏が平壌から65時間かけ、専用の特別列車で開催地のベトナムに到着したときの模様である。 結局、トランプ大統領との2回目の会談は物別れに終わった。 しかし、金与正氏の存在感を北朝鮮国内だけでなく世界中に示したその効果は実に大きかった。 記事では続けてこうも指摘した。 「正恩氏は計算があって与正氏を先に降ろしたのだと思う。 待ち構えるテレビカメラの前に自分のかわいい妹を出す。 その姿は世界中に報じられる。 与正氏はシンガポールの会談でも、こまめに動くその姿が何度もテレビに映っていた。 だれもが兄思いの妹だと感心するはずだ。 しかも女性であることがちょっとした色を添える。 北朝鮮では金与正氏が最高指導者の役割を果たす準備が着々と進められているようだ。 問題は金与正氏が北朝鮮の軍隊を掌握できるかである。 そのためか、金正恩氏は3月21日に戦術誘導兵器であるミサイルの試験発射を視察したときに、金与正氏を同席させた。 軍に対し、彼女の影響力の強さを誇示したのだろう。 しかし、金正恩氏が死去すれば、ここぞとばかり反発勢力が行動を起こす。 その代表格が軍部である。 そんな軍部が暴徒と化して核を搭載したミサイルの発射ボタンを押したらどうなるのか。 これまで北朝鮮は核実験と大陸間弾道ミサイル(ICBM)などの発射を重ね、かなりの実力を付けた。 正確に迎撃できなければ、日本や韓国などひとたまりもないだろう。 アメリカ本土にさえ、打ち込む能力があるといわれる。 それゆえ、新聞の社説はこぞって金正恩氏の重体説をテーマに取り上げるはずだと思っていたら、全国紙のなかで書いてきたのは産経新聞だけだった。 これにはがっかりさせられた。 新型コロナウイルス禍ばかりが、社説のテーマではない。 4月22日付の産経社説(主張)は「金正恩氏の重体説 半島情勢の激変に備えよ」との見出しを掲げてこう指摘する。 「独裁者である金氏が死亡、または再起不能の状態になれば、北朝鮮は不安定さを増し、不測の事態が起きる可能性がある。 朝鮮半島をめぐる安全保障情勢に大きな影響が出ることは間違いない」 沙鴎一歩も、安全保障情勢が大きく揺らぐと思う。 さらに産経社説は指摘する。 「金氏の健康状態は不明だが、日本は警戒を怠ってはならない」 「北朝鮮国内の異変を察知した中国やロシアが国境付近に軍を展開させる動きが過去にあった。 自衛隊には北朝鮮軍の動静はもとより、中露両軍も含めて監視を続けてもらいたい」 この指摘にも賛成である。 中国とロシアだけでなく、世界全体の情勢を分析して日本の国益となる外交を行うべきである。 「北朝鮮の体制は独裁者を守り、その意向を実現するためにのみ存在する。 金委員長が死亡または再起不能になれば動揺は避けられず体制の崩壊や、軍が対外的に暴発することにも警戒が必要だ」 「権力闘争や、これに伴う内戦が起きてもおかしくない。 混乱を受けて北朝鮮の核・ミサイルが国内外に向けて発射されないという保証はない。 北朝鮮の核施設を押さえるため、関係国が特殊部隊を派遣する可能性もある」 軍部の暴発と内戦、混乱……。 それを避けるためにはどうすべきか。 できる限り早く、北朝鮮の核・ミサイルの開発を止めさせ、凍結させる以外に方法はない。 産経社説は書く。 「ウイルス禍のさなかだが生活苦にあえぐ北朝鮮国民が何十万人、何百万人も難民化して韓国や中国へなだれ込む恐れさえある」 「北朝鮮という国家が存続するかどうかも含め、激変は避けられない。 その近隣に位置し、自国民が拉致されたままの日本はあらゆる危機に備える必要がある」 最初に被害を受けるのは、国境を接する韓国と中国だ。 特に中国は北朝鮮に一番信頼されている国である。 国際社会のことを真っ先に考えた政策を取ってほしい。 もうアメリカといがみ合っている場合ではない。 韓国にしても反日感情を強めているときではない。 金正恩氏が倒れた際、北朝鮮という国の在り方をどうしていくのか。 どうしたら国際社会にとって有意義な国に育て上げることができるのか。 日米韓の連携を強め、半島の問題を解決していく必要がある。 (ジャーナリスト 沙鴎 一歩) 外部サイト.

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