ゾム 子供 小説。 小説…我々だ

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ゾム 子供 小説

ちょっとした冒険 part2• 隣国との外交を少し前に終わらせて今はその帰る途中。 沢山の花々が咲き誇っていて、あぁ春だなぁとしみじみ感じる。 馬車に揺られながらじぃーっと外を眺めていると護衛として付いてきたゾムが今まで空中で振り回していたナイフを手に収め、こちらを眺めている。 「どしたのゾム?」 「ん?いぃや、寂しいんかなぁっと」 護衛、ひとらんの方が良かったやろ?っと苦笑いしながら問いかけてきたのでそんな事あらへんよと、感謝の意を述べると本当?と可愛らしくこてんと首を傾げた。 そんな感じの会話を小一時間も交わしていると絵に描いたような大きなお城が見えてきた。 我々だの本拠地。 愛しい恋人を思い、早く帰りたいと思う気持ちを押さえ込み大人しく馬車に揺られる。 やっとついたお城の前で早々と馬車を降りる。 時間は午後1時を回っていた。 「ついためう〜!」 んん〜と大きく縦に伸びながら辺りを見渡す。 普段なら満面の笑みでお帰りとかけてきてくれる顔が今日はない。 寂しい半分不思議に思っていると我らが総統グルッペンとその右腕トントンがこちらに向かってくるのが見える。 なんとなくこちらに向かってくる足は少し焦っている感じがする。 ゾムも不思議に思ったのかオスマンと二人を交互に眺めている。 「おかえり」 ピシッと立ち止まり腕を組んで微笑しながらマントを翻す姿はとても絵になっていていて少しドキドキする。 その後ろからもトントンがおかえり〜っとニコニコしている。 特に何もなかったことに安堵する。 ただいま、とオスマンとゾムが言うとひとつ頷いた。 「そー言えばひとらんどーしたん?オスマンが帰ってきたのに見えんけど... 」 ゾムが思い出したように言う。 実際オスマンもとても気になってきたのでグルッペンとトントンをじぃっと見る。 その途端笑顔のまま冷や汗を流す二人に嫌な予感がして、ひとらんは?ともう一度オスマンからも聞いてしまう。 「ちょいたんま」 グルッペンはトントンを引っ張りながら数十メートル離れた所に移動する。 身を寄せ合い、コソコソ話す声が時々聞こえ気になった為ゾムと共に息を殺し、全神経を耳に注ぐ。 「やっぱり素直に言った方が... 」 「バカっ、オスマンが暴れたら... 」 「でも... 」 少し聞こえる会話にゾムは何かあったんやろか、と心配そうに眉毛を下げる。 それに答えてようともせずオスマンは口を紡ぎ、声を聞こうとする。 どんだけ聞きたいんだよ。 話が一致したのかグルッペンとトントンがこちらに戻ってくる。 その顔は少し申し訳なさそうな顔をしていて、なんとなくこちらの都合の悪い話だな、と解釈する。 「オスマン」 グルッペンに名前を呼ばれた。 斜め後ろに立つトントンは怒られた子供のように凝縮している。 なんとなく緊張感漂う雰囲気で息を呑む音さえ聞こえそうだ。 「はい」 「…ごめん」 申し訳なさそうに目を瞑りながら頭を下げ、冷や汗をだらだら不安そうに目を右往左往させるグルッペンに何も言わずただポカンと佇んでしまう。 ゾムもここまでとは思ってなかったらしくポカンとしている。 「…あんな」 突如後ろにいたトントンが気まずそうに口を開き状況を説明してくれた。 何でも子犬二人の証言によると、11時位に買い物に行って未だ帰ってきていないらしい。 心配で今大先生と子犬二人が探しに行っているらしい。 「誘拐されたのかも.... 」 青ざめた顔でトントンが慌て出すと状況を何となく理解したオスマンが顎を触りながら難しい顔をし始めた。 「誘拐はないと思うで。 あっこの人タチは優しいし、今日はパレードがあったはずや。 警備する人も沢山おるはず」 「じゃあどうして帰って来んの?」 誘拐の線が消えて更に混乱しているトントンが頭を抱え込んでしまった。 グルッペンももうよく分からんとでも言いたいような顔をしている。 「あんな、ひとらんは''帰って来ない''じゃあなくて、''帰って来れん''よ」 「え…」 大体ここにいる人達は察しがついたのかポカンとした顔をしている。 いや、でもまさかと、グルッペンが呟くがすぐに表情が変わりあり得るわ、と顔を暗くした。 「ひとらんは...... 極度の方向音痴なんよ」•

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我々だ短編集!!

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上目遣いの破壊力【zmrb】• 周りからホビット族とイジられるくらい。 別に俺は気にしなくてもいいと思う。 小さい方が小回りきくし、何より弓で狙い難い。 「ロボロ、お前相変わらずちっさいなぁ。 」 「やかましい!」 しかし、本人はめっちゃ気にしてる。 頭を撫でようものなら、容赦なく叩き落とされる。 さて、どうしたもんか。 「ロボロ、入るで。 」 エーミールのお遣いで来たが、ロボロはどうやら眠っているみたいだ。 いつもの顔に貼ってある紙も外している。 (おお、珍し。 ) 寝る時以外は貼りっぱなしだから、こうして素顔を見るのはかなり久し振りだ。 じっくり見ると、睫毛長いなぁとか、色白やなぁとか思う。 (ちょっとくらいええよな?) 手を伸ばして、髪に触れてみる。 猫みたいにふわふわして、柔らかい。 思わず撫で続けていると、 「ゾム…何やっとんの…?」 ロボロが起きてしまった。 ぱっと手を退ける。 「あ、悪い。 」 「別にええけど、何か用?」 体を起こし、こっちを見つめてくるロボロ。 ここで、これを読んでいる諸君に思い出してもらいたい。 今、ロボロはいつもの紙を顔に貼ってない。 だから、今巷で噂の上目遣いっていうやつになっている。 「っ…!」 「ん?どうした?」 大きな目がじっと見つめてくる。 かわいい、と思ってしまった俺は平常心じゃいられないわけで。 無理矢理視線を外して、早口で要件を伝えた。 「え、エーミールが呼んでたで。 それだけ伝えに来た。 それじゃ。 」 少し小走りで部屋を出て、自室に戻る。 着いたとき、ヘナヘナと情けなく座り込んだ。 (あれはヤバイ…。 ) 初めて低身長って質悪いな、と思った。

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ちょっとした冒険 part2• 隣国との外交を少し前に終わらせて今はその帰る途中。 沢山の花々が咲き誇っていて、あぁ春だなぁとしみじみ感じる。 馬車に揺られながらじぃーっと外を眺めていると護衛として付いてきたゾムが今まで空中で振り回していたナイフを手に収め、こちらを眺めている。 「どしたのゾム?」 「ん?いぃや、寂しいんかなぁっと」 護衛、ひとらんの方が良かったやろ?っと苦笑いしながら問いかけてきたのでそんな事あらへんよと、感謝の意を述べると本当?と可愛らしくこてんと首を傾げた。 そんな感じの会話を小一時間も交わしていると絵に描いたような大きなお城が見えてきた。 我々だの本拠地。 愛しい恋人を思い、早く帰りたいと思う気持ちを押さえ込み大人しく馬車に揺られる。 やっとついたお城の前で早々と馬車を降りる。 時間は午後1時を回っていた。 「ついためう〜!」 んん〜と大きく縦に伸びながら辺りを見渡す。 普段なら満面の笑みでお帰りとかけてきてくれる顔が今日はない。 寂しい半分不思議に思っていると我らが総統グルッペンとその右腕トントンがこちらに向かってくるのが見える。 なんとなくこちらに向かってくる足は少し焦っている感じがする。 ゾムも不思議に思ったのかオスマンと二人を交互に眺めている。 「おかえり」 ピシッと立ち止まり腕を組んで微笑しながらマントを翻す姿はとても絵になっていていて少しドキドキする。 その後ろからもトントンがおかえり〜っとニコニコしている。 特に何もなかったことに安堵する。 ただいま、とオスマンとゾムが言うとひとつ頷いた。 「そー言えばひとらんどーしたん?オスマンが帰ってきたのに見えんけど... 」 ゾムが思い出したように言う。 実際オスマンもとても気になってきたのでグルッペンとトントンをじぃっと見る。 その途端笑顔のまま冷や汗を流す二人に嫌な予感がして、ひとらんは?ともう一度オスマンからも聞いてしまう。 「ちょいたんま」 グルッペンはトントンを引っ張りながら数十メートル離れた所に移動する。 身を寄せ合い、コソコソ話す声が時々聞こえ気になった為ゾムと共に息を殺し、全神経を耳に注ぐ。 「やっぱり素直に言った方が... 」 「バカっ、オスマンが暴れたら... 」 「でも... 」 少し聞こえる会話にゾムは何かあったんやろか、と心配そうに眉毛を下げる。 それに答えてようともせずオスマンは口を紡ぎ、声を聞こうとする。 どんだけ聞きたいんだよ。 話が一致したのかグルッペンとトントンがこちらに戻ってくる。 その顔は少し申し訳なさそうな顔をしていて、なんとなくこちらの都合の悪い話だな、と解釈する。 「オスマン」 グルッペンに名前を呼ばれた。 斜め後ろに立つトントンは怒られた子供のように凝縮している。 なんとなく緊張感漂う雰囲気で息を呑む音さえ聞こえそうだ。 「はい」 「…ごめん」 申し訳なさそうに目を瞑りながら頭を下げ、冷や汗をだらだら不安そうに目を右往左往させるグルッペンに何も言わずただポカンと佇んでしまう。 ゾムもここまでとは思ってなかったらしくポカンとしている。 「…あんな」 突如後ろにいたトントンが気まずそうに口を開き状況を説明してくれた。 何でも子犬二人の証言によると、11時位に買い物に行って未だ帰ってきていないらしい。 心配で今大先生と子犬二人が探しに行っているらしい。 「誘拐されたのかも.... 」 青ざめた顔でトントンが慌て出すと状況を何となく理解したオスマンが顎を触りながら難しい顔をし始めた。 「誘拐はないと思うで。 あっこの人タチは優しいし、今日はパレードがあったはずや。 警備する人も沢山おるはず」 「じゃあどうして帰って来んの?」 誘拐の線が消えて更に混乱しているトントンが頭を抱え込んでしまった。 グルッペンももうよく分からんとでも言いたいような顔をしている。 「あんな、ひとらんは''帰って来ない''じゃあなくて、''帰って来れん''よ」 「え…」 大体ここにいる人達は察しがついたのかポカンとした顔をしている。 いや、でもまさかと、グルッペンが呟くがすぐに表情が変わりあり得るわ、と顔を暗くした。 「ひとらんは...... 極度の方向音痴なんよ」•

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